Hironori Satomoto
個展 afuleru. 2021
これは、とある男性が、
趣味でも仕事でも無くはじめた、小さな芽を育てるような活動です。
megulu
いつから、分けていたのだろうか。
臓器を傷めるほどの勝負も、
花を愛しむような安らぎも、
繋がり、巡り、あなたをつくる。
wakitatsu
飛び交う情報に、
刺激を受けてしまう。
豊かにはなっているけれど、見失ってしまう。
喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。
織りなす体験が、考えを生み、人は考える。
忘れない、湧き立つあなたを。
感じてほしい、本当のあなたを。
misuelu
潮のかおりを求めて歩き、先を見据える。
捨てて、少しだけ、上を向く。
hilaku
拓くのは自分次第。
sagulu
あるのか、ないのか、わからない。
人はわからないものを否定する。
ただただ探る。
振り返れば、すぐそこに。
homulu
ディスプレイに映る非現実のような現実。
皮肉にも焚きつく使命感のような炎。
今になって目を閉じても、遠くかなたに、
しかし、はっきりと。
saluku
ぼんやりとだけ、頭に残る。
自然とあるもの、自然としてあるもの、
折り重なって、積み重なって、
その日その日に表情を変える。
今日も歩いていく。歩いてさるく。
生きていく。
torawalu
人は繋がり、繋がれる。
いつでも選べるのに、
選べるはずなのに、
なぜかいつも、
近くて遠い。
miagelu
突如壊れたレール
どこか嘘だったレール
迷い込んだ先で見た黒
奥で見つけた光
ゴミを握り、見上げた空の
漆黒とわずかな星の記憶に
囚われず
今日もそっとだけ携えて。
tokelu
Chemistry & Biology.
フラスコを飛び出した化学と生物学の融合。
afuleru
世の中にいるふたつのGiver。
溢れた分だけ、大切な誰かに。
ficru
なくてもいい。空洞でもいい。
いつの時代も、信じたものは、
信じ続けたものは、
未来を映し出すフィクション。
ご来場者の声
おわりに
個展を開催するにあたり、自分なんかが…という不安に襲われました。初めて描いてみたのは2021年4月。絵をこれまで描いてきたわけでもない、画家を目指してもいない。けれど、ささいなきっかけから筆を取り、描き、本当の自分を大切な人に見せたときの小さな喜びを、少しだけ大きく育ててみたかった、心の奥に湧き立つ小さな芽を詰みたくなかった、そんな思いで開催させてもらいました。生き方は何度でも選べる − これは私が大切にしている言葉ですが、多様なキャリアを歩ませてもらっているからこそできる表現を、これからもお届けしたいと思っています。
本日はご来場ありがとうございました。